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ことの真相1

 

ひっこみ事案のあなたとの時間を、もっと楽しむために、

あなたの心の声を代弁する能力を、徐々に徐々に身につけた。

あなたが不快そうな顔をしたときに

「ああ,今,しねって感じでしょ」と”ぼくが”言う。

あなたは頷く。

 

ぼくはよくしゃべる方なので、あなたの思考が声に転換される前に、ぼくがあなたの感情の動きを先回りして言語化します。

大概頷く。嬉しいときも、悲しいときも。

「あなたは、わたしのことを、よく分かってくれている」

しかしながら、ぼくの台詞は、あなたの思考ではなく、ぼくのシミュレータがたたき出した近似解であり、むしろ、ぼくの思考そのものだ。

当たり前だけれど、ぼくの「代弁」には、ぼくの自己評価の低さや、この世に対する呪いの表出も含まれている。自分を防御するためにこそ「代弁」するし、あなたの思考を一定方向にバイアスする効果もある。

 

 

 

ネット民でもなく、世の中に純粋に貢献したいと言っていたあなたが、

プギャーとか、死ね屑とか、日常的に言っちゃう心の習慣を身に着ける過程に、

ぼくの代弁による"観察者効果"が入っていたかもしれないです。

 

 

  

ぼく自身は、他人のシミュレーターを作成して、他人を喜ばせるために全力を尽くす。っていうゲームをプレイしているつもりだったけれども、

ぼくの中の、自分自身の不幸を求める心性のようなものを、長い年月をかけてあなたに擦り付けてきたのかもしれないですね。


謝るつもりもないけれど。

今後は、たのしい観察者でありたいです。